実家整理を始めた理由|70代の親と少しずつ進めることにした話

実家整理を始めた理由|70代の親と少しずつ進めることにした話
目次

実家整理を始めようと思ったきっかけ

70代になった親の変化を感じるようになった

私が実家整理を意識するようになったのは、70代になった親の変化を少しずつ感じるようになったからです。

以前は当たり前のようにこなしていたことでも、「最近は庭の手入れが大変になった」「高い場所の物を取るのが怖い」と口にすることが増えました。特に父は体力の衰えを感じているようで、重い物を運ぶ作業を避けるようになりましたし、母も「片付けたい気持ちはあるけれど、どこから手をつけていいかわからない」と話すことがありました。

実家には長年暮らしてきた分だけ物があります。思い出の品、使わなくなった家具、来客用に置いていた食器、昔のアルバムや贈り物など、一つひとつに歴史があるからこそ簡単には処分できません。

しかし、物が増えすぎることで暮らしに負担が出ているのも事実でした。廊下に物が置かれて歩きにくくなっていたり、押し入れの奥に何があるかわからなくなっていたり、「このままでは危ないかもしれない」と感じる場面も少しずつ増えていきました。

親自身も「いつか片付けないとね」と言いながら、なかなか行動には移せずにいたのだと思います。だからこそ、子どもである私が少し関わって、一緒に進めていくことが必要なのではないかと考えるようになりました。

自分も40代になり、将来を考えるようになった

もう一つ大きかったのは、自分自身が40代になったことです。

20代や30代の頃は、実家のことよりも自分の生活を優先していました。仕事や子育てに追われ、実家に帰るのも年に数回程度。実家は「いつまでも変わらない場所」のような感覚があったと思います。

ですが40代になると、自分の老後についても少しずつ考えるようになりました。「自分が70代になったとき、どんな暮らしをしていたいだろう」「子どもに負担をかけないためにはどうしたらいいのだろう」と思うことが増えたのです。

そう考える中で、親世代の暮らしは決して他人事ではないと感じました。

実家整理というと、「親が亡くなった後にするもの」というイメージを持っていましたが、実際には元気なうちから少しずつ始めるほうが、親にとっても子どもにとっても負担が少ないのではないかと思うようになりました。

何より、親と一緒に相談しながら進められることが大きいと感じています。

一気に片付けるのではなく「少しずつ」にした理由

急な整理は親の負担が大きいと思った

実家整理を始めると決めたものの、最初から大規模に片付けをするつもりはありませんでした。

理由は単純で、急に物を減らそうとすると親の負担が大きいと感じたからです。

長年暮らしてきた家には、本人たちにしかわからない思い出があります。子どもから見れば「もう使っていない物」に見えても、親にとっては大切な記憶と結びついていることも少なくありません。

実際、私も最初の頃は「これはもう処分してもいいんじゃない?」と軽く言ってしまったことがありました。しかし、その言葉に親が少し寂しそうな顔をしたのを見て、「片付けること」だけを優先してはいけないのだと気づきました。

実家整理は、単なる物の処分ではありません。親にとっては、自分の人生を振り返る作業でもあるのだと思います。

だからこそ、急がず、親の気持ちを尊重しながら進めることを意識するようになりました。

無理をしないほうが続けやすいと感じた

もう一つ、「少しずつ」にした理由は、無理をすると続かなくなると思ったからです。

休日のたびに何時間も片付けをするのは、親にとっても私にとっても負担になります。特に40代になると、自分自身も体力の変化を感じることがありますし、仕事や家庭との両立も必要です。

そのため、今は「今日は押し入れの一段だけ」「庭の草取りを少しだけ」というように、小さな単位で進めるようにしています。

不思議なもので、少しずつでも続けていると、家の中はちゃんと変わっていきます。親も「前より動きやすくなったね」と実感できるようになり、前向きに取り組めるようになってきました。

実家整理は短距離走ではなく、長く続けるものなのかもしれません。

最初に手をつけたのは「暮らしの負担」だった

庭木や植物の管理が大変になっていた

最初に気になったのは、庭の管理でした。

以前は父が当たり前のように剪定していた庭木も、今ではかなり負担になっていました。草むしりも大変ですし、脚立を使う作業は危険も伴います。

実際に、庭の枝が伸びすぎて隣家にはみ出しそうになっていたこともあり、「これは早めに何とかしたほうがいいね」と話し合いました。

そこでまずは、管理が難しい植物を減らしたり、伸びやすい木を小さく剪定したりすることから始めました。

昔は「庭が立派なこと」が一つの価値だったのかもしれません。でも今は、無理なく管理できることのほうが大切だと感じています。

押し入れや物置の整理も少しずつ始めた

その後、少しずつ押し入れや物置の整理にも手をつけるようになりました。

昔使っていた布団、壊れた家電の箱、何年も開けていない段ボールなど、「いつか使うかも」と残していた物がたくさんありました。

ただ、最初から全部処分しようとはせず、「明らかに不要な物」から整理するようにしました。

例えば、壊れて使えない物や、期限切れになった物などは比較的判断しやすく、親も納得しやすかったです。

整理をしていると、懐かしい写真や思い出の品が出てくることもあります。すると片付けの手が止まり、昔話が始まることもしばしばです。

以前なら「早く片付けなきゃ」と思っていたかもしれません。でも今は、そういう時間も大切なのだと思えるようになりました。

実家整理を始めて感じたこと

「終活」というより暮らし整理に近かった

実家整理という言葉から、「終活」をイメージする人も多いかもしれません。

私自身も最初は少し重たい印象を持っていました。

ですが実際に始めてみると、「人生の終わりの準備」というより、「今の暮らしを快適にするための整理」に近い感覚でした。

物が減ることで掃除がしやすくなったり、動線がスムーズになったり、親自身も暮らしやすくなっているようです。

「老後のため」というより、「今をラクに暮らすため」という視点のほうが、前向きに取り組みやすいのかもしれません。

親と話す時間が増えた

実家整理を始めて、一番よかったと感じているのは、親と話す時間が増えたことです。

片付けをしていると、自然と昔の話になります。「これは新婚の頃に買ったもの」「これは子どもが小さい頃によく使っていた」など、今まで知らなかった話を聞けることもあります。

忙しい日常の中では、親とゆっくり話す機会は意外と少ないものです。

でも実家整理をきっかけに、一緒に考えたり、相談したりする時間が増えたことで、以前より距離が近くなったように感じています。

このブログで発信していきたいこと

同じ40代世代の参考になる情報を残したい

このブログでは、実家整理を進める中で感じたことや、実際にやってみて役立ったことを記録していきたいと思っています。

40代になると、親の老後について考え始める人も多いはずです。でも、何から始めればいいのかわからず、不安を感じることもあると思います。

私自身もまだ試行錯誤の途中です。だからこそ、「完璧な方法」ではなく、リアルな経験をそのまま発信していきたいと考えています。

完璧を目指さず、できることから進めたい

実家整理は、一度で終わるものではありません。

だからこそ、「全部きれいにしなければ」と気負いすぎないことが大切だと感じています。

できる日に、できる範囲で、少しずつ進める。それだけでも十分意味があると思います。

これからも親と相談しながら、無理のない形で実家整理を続けていきたいです。そして、このブログが同じように悩んでいる誰かの参考になれば嬉しいと思っています。

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